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第1回 鯉川酒造株式会社
コーナー初回は、鯉川酒造(株)の佐藤一良社長を訪ねお話を伺ってきました。

日本酒は飲まれなくなったのではなく、飲めなくなった!?
昨今の焼酎ブームに押されながらも着実に業績を伸ばしている酒造があります。
「亀の尾」を発見した阿部亀治翁の出身地、山形県余目町の鯉川酒造さんです。

当初は、サイトに掲載している 「亀の尾」中心に取材する予定でしたが、社長は最近の日本酒について等いろいろとお話して下さいました。 「最近の日本酒は、二日酔いするとか、ベタベタする、酒臭い、 後味が悪いとか、とかく悪いイメージに取られがち」と話す。 これは大量生産の酒造会社が醸造用アルコールの添加、糖類の添加をしているため、消費者がそうした酒しか知らないというケースもあるのではないかと考えられるそうです。

一般の人は、日本酒は米と水から造られていると思いがちですが、昭和20年代、米不足 の頃、酒造米の一部は飯米にまわされ、その代わりに、アルコールを添加し、量を増す事が行なわれました。実は、アルコールを添加すると酒が辛くなるため、糖類も添加する事になります。この方法つまり「三倍増醸」がこのような歴史的な背景もあって一般化したのだそうです。(この方法は酒税法上認められているものす。)

物余りの今の時代になっても、「安く作って多く売る」という方針の酒造メーカーさんもあり、そのため、先程の日本酒のマイナスイメージが根付いてしまったのでは・・・。と佐藤社長は危惧しておられました。確かに、お客様によって、或いはお客様もその時々の用途によって安い酒を求める事もありますからそうした商品が出回るのはしょうがない事だと思います。

ただ、私たちも佐藤社長と気持ちは同じで、なるべく多くのお客様に、本来の酒の味を楽しんで頂きたいと願っています。佐藤社長とはすっかり話が弾みましたが、今回は、そんな創り手の想いと、彼らの自信の酒をご紹介したいと思います。ちなみに、後日知人に聞いた話では、佐藤社長は以前からDTMを趣味にしているとか。きっと、豊かな感性でいい酒をつくられているのだろうと思います。 当ホームページでも、アルコール添加していない、蔵元こだわりの本物の日本酒だけをご紹介したいと思っているところです。

幻の米「亀の尾」発祥の地より、本物の日本酒をあなたに
「亀の尾」とは、ササニシキ、コシヒカリといったお米の元祖(ルーツ米)日本近代の名品種といわれる「亀の尾」は、冷害の年といわれる明治26年、山形県東田川郡大和村(現在の余目町)の阿部亀治氏(明治元年〜昭和3年)が、山形県東田川郡立谷沢村(当町、現立川町)で冷水のかかる田の水口の近くの青立ちになっている稲の中で、3本だけ黄色に色づいた穂を発見し、育種しました。明治末期から大正期にかけては、「亀の尾」は一世を風靡し、大正14年には全国で、194,114ha栽培され、「神力」 「愛国」とともに本邦三大品種の一つに数えられました。その後さらに品種改良が進み、さらに冷害に強く、稲丈の短い、作り易い米が出てきたため、「亀の尾」はいつしか姿を消していきました。そうして、近年再び「亀の尾」という品種にしか出せない味があると気が付く人が増え、さらに研究を重ねた結果、生まれた酒が下記の商品との事。是非お試し下さい!

純米大吟醸 生原酒 阿倍亀治
(光文社新書「極上の純米酒ガイド」でも紹介されています)
大吟醸 鯉川
(鯉川酒造の杜氏が育て上げた米「亀の尾」を地酒屋の誇りを持って吟醸酒として蘇らせた逸品)
純米吟醸 亀治好日
(光文社新書「極上の純米酒ガイド」でも紹介されています)